BOB

ニューヨーク1997のBOBのレビュー・感想・評価

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)
3.5
ゲーム『メタルギアソリッド』の元ネタとなった、ジョン・カーペンター監督のSFアクション。

近未来の1997年。巨大監獄となったNYマンハッタン島に、大統領専用機が墜落。大統領救出のため、収監予定だった元特殊部隊の男が送りこまれる。

" I'm not a fool, Plissken!"
"Call me "Snake." "

突っ込みどころもあるし、アクション映画としてもう一つ盛り上がりに欠けるが、このカオスな設定・世界観は面白かった。「マンハッタン島がまるごと監獄。犯罪率400%。」というテロップが冒頭に出てきたが、その字面の持つパワーに思わず笑ってしまった。

70年代のハードボイルド映画の雰囲気と、80年代らしい筋肉アクションが合わさったような作品。音楽は電子音、服装はミリタリー、ヒッピー、アフリカやアラブ民族衣装などのカルチャーミックス。

眼帯を付けたワイルドなスネーク。グライダーのビジュアルがスタイリッシュで格好いい。ギャングのボス・デュークが乗るシャンデリアを付けた車も印象的。

男臭い俳優たちが大集結。カート・ラッセル、リー・バン・クリーフ、アーネスト・ボーグナイン、ハリー・ディーン・スタントン。

"We'd make one hell of a team, Snake!"
"The name's Plissken!"

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