Rui

ニューヨーク1997のRuiのレビュー・感想・評価

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)
4.0
舞台は1997年ニューヨーク、犯罪率の急激な増加により1988年から一帯は高い壁で覆われ、犯罪者は押し込められていた...

「メタルギアソリッド」のスネークの元ネタでもあるスネークプリスキンが主役。この映画のスネークの方は荒くれ者感が強いかな。輝かしい経歴を持ちながらも政府にいいように使われてしまう。そして、ニューヨークのドンであるデュークに捕らえられた大統領を救出しに行きます。

なんと制作費500万だそうです。ほんとに素晴らしいですね。低予算なのでアラはもちろんあるのですが、それさえもなんだか愛らしいです。しかしデューク役がなんだかキャラが薄かったですね。笑 大統領が銃をぶっ放すシーンは狂気を感じました。ラストシーンはスネークのささやかな復讐ですね。

アランハワースとジョンカーペンター監督の共同製作である、終始使われている電子音楽が味わい深くてすごくよかったです。

公開は1981年ですが、近い将来のニューヨークがこんなことになっている、という設定にしたのは監督の危機意識からでしょう。かっこいい作品でした!
Rui

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