オスカー4部門制覇した、スティーブン・ソダーバーグ監督のサスペンスドラマ！
今作は、三本の物語が交錯する、人生交差点的な重層的な作品です。
テーマは、麻薬戦争を描いた『ボーダーライン』シリーズの原点とも言うべき作品！
皆大好きベニチオ・デル・トロが、麻薬捜査官の役で、なんと売人を炙り出す為に、ゲイバーで売人をナンパして、逮捕に漕ぎ着けるというシーンが印象的でしたね。
また、三つの物語が、それぞれ画素が変えてあって、色褪せていたり、青がかっていたりと、自分がどのパートを見ているか、分かるようになっています。全編貫き通す緊迫感はたまりませんが、物語は若干分かりづらく時折置いてきぼりになりました。笑
懐かしのマイケル・ダグラスも出演しており、自分の麻薬中毒の娘に苦悩する判事の役を演じています。
また、ドン・チードルやPTA作品常連のルイス・バラカンなども、いいアンサンブルになっています。
21世紀へ向けて、映画新時代へ！と公開当時胸を熱くさせてくれた作品でしたね。
とにかく重苦しく暑苦しい作品でしたが、ラストは少しだけ希望を感じさせてくれるものでした！
