カッキー

マンデラの名もなき看守のカッキーのレビュー・感想・評価

マンデラの名もなき看守(2007年製作の映画)
4.2
南アフリカを民主化に導き、アパルトヘイトに終止符を打ったネルソン・マンデラ。
彼が収監された刑務所で、心の交流を通して白人ながらマンデラたちの理想と、自分たちが掲げるアパルトヘイトの矛盾に気付く主人公ジェームズをジョセフ・ファインズが好演。
もちろん、事実に基づいた話である。
世界史なんか見るとそうたが、大航海時代や宗教革命によって、ヨーロッパから白人たちは世界中に植民地や、入植地を作って行くが、先住民たちの人権やらなんやら無視してきた歴史がある中で、自分たちの言い分を子孫が主張するなんて戯言でしかない。
正当化する理由なんて見当たらない。
南アフリカ以外でも、アフリカで植民地を作った旧宗主国に支配され、20世紀まで自分たちで国を統治出来なかったなんて、先住民たちの気持ちを考えると何て表現したら良いのか分からない💦
それでも、マンデラはそう言った歴史を含め白人たちを赦し、人種に関わらず平等な社会を作ろうと新しい南アフリカを誕生させた。
そんなマンデラ元大統領や、南アフリカの歴史が垣間見れる良作だった。
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