このレビューはネタバレを含みます
万城目学のベストセラーの映画化。
う~~ん、映画化ってムツカしい。
活字を読んで自分の頭の中で想像してた世界を映像化されてしまうと、
もう想像の余地がなくなるので、よっぽど巧く作ってもらわんと。
京都の観光地も満載で楽しかったし、「鬼」もあれならまあいいかって思えたし、雰囲気も本のとおりのユルいコメディに仕上がっていたんだけど。
まず、主人公。
山田孝之は合わない。
やや小太りの彼は京大生で、「ホルモー」に巻き込まれる役には
ちょっと・・。長髪で前髪をさらっと流してみても似合ってない。
で、原作を読まずに映画だけ観たら多分退屈したのでは。
読んでいたワタクシでも盛り上がりがあまりないので途中眠気が・・・・。
映画化するなら多少原作はいぢってでも2時間鑑賞に堪えれるような
流れを作ってもらわんと。
一番良かったのはエンドロール。
5人の学生が八坂さんをバックに横断歩道を渡るシーン。
原作の表紙と同じ絵にピタっとハマりました(笑)