ハピネスを研究してきた学者の言葉を交えながら、お金やイメージや地位では得られない色んな幸せの形を、色んな国の人の視点から学ぶことのできるドキュメンタリー。
目標には外的なものと内的なものがあり、外的なものは、お金・イメージ・地位。そして内的なものは、個人の成長・他者とのつながり・助けたいと思う願望。内的な目標が満たされている人のほうが幸せだというのは納得です。
映画の中盤で、裕福な国なのに幸福度が低い国として日本が取り上げられていて、ちょっと悲しくなったけれども、せめて自分や自分の周りにいる人たちには幸せになってもらえるように意識したいなーと思った。
あと面白い取り組みだと思ったのは、デンマークのCo-housingという考え方。ひとつ屋根の下で、複数の家族と一緒に生活し、食事を共にしたり、お互い子どもの面倒を見たり、老人の知恵を借りたりと、コミュニティとしてつながることの意義というのを感じられる取り組みだと思った。「私には、このコミュニティをサポートするために何ができるか？みんながハッピーになるためにどんな手助けが必要か？」というのを考えながら生活する、というのは昔だとよくある話だったのかもしれないけど、現代人の生活を考えると、面白い発想。
