このレビューはネタバレを含みます
日本神話のイザナギ・イザナミ伝説っぽい話。
というかギリシア神話のオルフェウスなのね。
ストーリーは無理矢理だし、登場人物の行動理念もようわからん。
でも、死神の魔法を表現する逆回し再生とかが、クライマックスの時間を遡るシーンの回収になっててgoodだった。
僕が好きな時間ループモノを想起させる。
僕はコクトーの運命論が好きで、この作品にも彼の思想が表れている。
死神は最初からこうなることが分かっていた。
それでもオルフェへの恋心を止めることができなかった。
この作品を日本向けに、マス受けにしたのが『いま会いに行きます』かな。
『運命は人がその糸をもつれさせるのを好まない。』