トトCINEMAライフ

コロンビアーナのトトCINEMAライフのレビュー・感想・評価

コロンビアーナ(2011年製作の映画)
3.5
リュック・ベッソン脚本。…という事は?
「大体こんなもんだろう」と予想出来るが、主演が「アバター」でブレイクしたゾーイ・サルダナ。彼女はどんな魅力を魅せてくれるのか?

また名脇役のクリフ・カーティスが登場。この俳優さんは、良い作品に多く出てるし人種を超えた存在感を放つ。…久々に見たので多少はふっくらして印象は変わってたが、相変わらずの優しさと悪の世界の人という矛盾した役柄がもっと似合う風貌になっていた。

リュック・ベッソンと言えば「レオン」「トランスポーターシリーズ」や「ニキータ」が印象深いが、そこに惹きつけられるのは悪だろうが善だろうが1対大勢の構図が特徴だ…主人公は1人で大勢を蹴散らす。主人公は1人なのに大勢で一気囲まれる。そこを脱出しながら反撃に転じるのはシンプルながら誰にでも上手く魅力的には描けない。

それが無ければただの復讐劇になってしまう。
また格闘シーンは「ボーンシリーズ」のマッド・デイモンとも重なったが、徹底的に鍛えられ外科的に強くなったボーンの強さと、女性でありながら「復讐の為に殺し屋として如何に戦うか?」だけを考えて生きてきた人間に出来る業だと私は受け止めた。
主演のゾーイ・サルダナは実にしなやかでスタイリッシュで主人公の役柄にピッタリだった。👍