かりん

ニッケルオデオンのかりんのレビュー・感想・評価

ニッケルオデオン(1976年製作の映画)
3.5
映像学科の授業(映画産業論)にて鑑賞。

タイトルと同名である、世界で最初の常設映画館が誕生した時代から、映画制作が世の中に広まっていく様子がわかりやすく描かれています。

サイレント時代のコメディ作品をオマージュした表現も多々あり、台詞はなくとも、退屈することなく楽しめました。

映画を観るにあたり、「事前の勉強や予備知識があるとより楽しめる」と言われる作品がありますが、その「わかる側」の感覚をこの作品(授業)を通して味わえたので満足。

男2・女1で仕事が絡む恋の三角関係はよくある話だし、ただ流し見するのではちょっと退屈かも。
終わり方にちょっと理屈がおかしい点があったり、人間関係もあやふやなままだったり。
それゆえフィルマークスでは平均点が低いのかもしれません。

ただ撮影現場で出会う小さな女の子が賢く、いい味を出してます。
お茶目でパワフルな女の子だいすき!(笑)
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