オーウェン

僕らのミライへ逆回転のオーウェンのレビュー・感想・評価

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)
3.9
ミシェル・ゴンドリーはどこまでも作りものが好きな監督だ。
今回はもはや滅亡寸前のVHSテープを取り上げる。

磁気によって中身が消えたテープを、自分たちで撮影してしまおうぜと考える。
このアナログ的な作り方が懐かしさを感じる。

その作品が「ゴースト・バスターズ」や「ロボコップ」に「ドライビングMISSデイジー」など昔の香りを感じさせる作品だ。

とはいえ「ラッシュアワー2」など近場の作品は選定ミスの気がしないでもない。
そしてリメイクした全貌をなぜ見せてくれない。

キャストはこれ以上ないくらい適役だ。
ジャック・ブラックにモス・デフなど、いかにもこういう行動をしそうな配役。
ダニー・グローバーやミア・ファローなども味わい深い。

そしてラストは意外なほどの感動が待っていた。
良い映画を見る顔はどういうものかよく分かるし、普段映画を見る側としては見れない部分だから感動もひとしお。
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