しい子

サウンド・オブ・ミュージックのしい子のレビュー・感想・評価

5.0
初めてこの映画を見た時は確かまだ4つか5つ。
母がこの映画が大好きで、家には字幕付きのビデオテープ。
4歳児が字幕を読めるわけがなく(漢字がいっぱいある!)、話はよくわかってなかったのだけど、
ドレミの歌をはじめとする歌のメロディだけはしっかり頭に残っていた。それから、子供達がマリアにどんどんなついていく様も。
二度目にこの映画を見た時には、小学校も高学年になり、字幕をちゃんと読めるようになっていた。
歌の歌詞の意味もわかったし、リーズルとロルフの恋愛模様が理解できるようになっていた。
三回目は高校生。世界史なんかもかじったおかげで、トラップ大佐たちが何から逃れようとしたのかが、わかるようになった。
大学生になってから、この映画を何度も見た。歌を聴いた。英語は昔から大の苦手だったのだけれど、ドレミの歌を何度も口ずさんでいたら、英語で歌えるようになった。マリアがただの少女から、大人の女に、母になっていく様に感動できるようになった。
人生で一番、長い期間見続けている映画かもしれない。
映画は変わらないけれど、見るたびに自分は変わってるんだと思える作品。
もしかしたら、一番好きな映画かも。見れば見るほど、好きになるんだもの。
しい子

しい子