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王様と私のkkaのネタバレレビュー・内容・結末

王様と私(1956年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ロジャース&ハマースタイン作品。『サウンド・オブ・ミュージック』も『南太平洋』もそうだが、冒頭にヒロイン主人公が、自分を解放して勇気づける手段を持っていてそれを朗らかに歌い上げるのが凄くいい。『王様と私』だと口笛を吹くのね。
ごめんなさい、王様登場シーンの服が、ZOZOスーツに見えて笑ってしまった。ユルブリンナー、『荒野の七人』にて目力強くてすごく印象的だったので軽く調べたら、王様と私の人だとわかって、はあ!いつもあのパッケージ画像で見る人か!と思っていた。なのに今日まで見なかったとはな、自分愚か。

シャム?

子供たちへの反応を見ていると、ただの威厳を振りかざすだけの王様ではなさそう。すごいな60何人も子供がいるの、元気だなぁ。
女が男より劣っていると?そんなわけない!「陛下に聞こえたら良くない」「じゃあ陛下にも教育が必要ね!」と言ってしまうあたり、強い女性で素敵。

王様、ハッ て鼻で笑わないで欲しい、バカにしていると言うよりは大概少し感心させられてしまった時だとは思うが。
お辞儀の仕方でも遊ばないでくれ。

イギリスの方、お子様は何人?という問いに「106人しか、晩婚なもんで」と言われ、目を見開いてしまい片眼鏡が落ちるのはとても面白すぎる。

ビルマから来た王妃、物語の語り手として話した時と、自分の意思を伝えた時の話し方が完全に違って物語の世界が一時的に止まったのがすごいと思った。

王様、見様見真似で慣れていなくて滅茶苦茶飛び跳ねるし力づくなところがあるからドレスがとってもヒラヒラしていて綺麗。
みんな、エトセトラエトセトラ…にハマっているの可愛い。

結局逃げ出したビルマから来た王妃、をアンナの前で鞭打ちすることは出来なかった王様。自分の口のやり方でやるんだ!と大口を叩いたが、「野蛮な王様」とアンナに言われてしまったことがあとを引いたんだろうな。まさか、原因不明の衰弱に至っていたなんて。
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