シネフィル母ちゃん

ラジオ・デイズのシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

ラジオ・デイズ(1987年製作の映画)
3.3
ウディ・アレンの幼少期を描いた作品。
この時代はラジオがメディアの中心。
ラジオが生活の一部になっている色々な人たちの生活を紹介してくれます。
これがもうとにかくウディ・アレン節が炸裂。
監督本人が出てこなくても「あぁ、ウディ・アレンの作品だ、、」ってガンガン伝わってきます。
ユニークな笑いが散りばめられてクスクス笑いが止まらず。
そしてやはり役者は喋りまくり……!
ただ、ウディ・アレン節は強いんだけど彼の作品が苦手な人にも勧めやすいという不思議な仕上がり。
また、監督の幼少期を演じたセスグリーンのかわいさにもキュンキュン。
ただ、セス・グリーン少年は劇中でめちゃめちゃ叩かれまくりなのでビックリ。
演技後のフォローとかどうなってたんだろうか笑。

滑稽だけど愛さずにはいられないユニークな昔の人々を見て、なんだか心が暖かくなる作品でした。
日本人が、「ALWAYS 三丁目の夕日」を観て古き良き時代に思いを馳せて胸がギュッとなるように、アメリカ人もこの映画を観て胸がギュッとなっていたのかな。