Suzu

ラジオ・デイズのSuzuのレビュー・感想・評価

ラジオ・デイズ(1987年製作の映画)
5.0
どんなに素晴らしくて忘れられない思い出も、時が経つにつれて色褪せていく。だから今この時を、大切にしようと最後は改めて思わせてくれる。ラジオが生活の一部だった頃を生きていたわけではないし、ラジオの良さなんて語れる筋合いでは無いけれど、ラジオから流れる音楽や声や台詞が、どんだけ聴者の生活や思い出を彩ったのかがわかる。中盤からは戦争も絡んできて、日本も終戦の知らせを聞いたのは、ラジオの前だったんだよな、と思い出した。鏡の前で裸で踊るナイスバディのお姉さんを望遠鏡で覗き見する坊や達のゾクゾクワクワク感、すんごい伝わる。しかもそれ戦時中。そのあと海岸に行って、”敵よりももっと大事な話をしました”のくだり、めちゃめちゃ好き。あと、ラジオから流れたこの曲にはこのエピソードっていうネタ、私も欲しい....!!!!そして終盤のダイアンキートンの歌声、痺れます。
是非多くの人に見てもらいたい映画。生涯側に置いておきたい映画。買います
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