「呪いの館 血を吸う眼」
冒頭、海岸の岩場で戯れる子供。
悪夢に悩まされる、地下室の棺、催眠療法、花嫁衣裳の死美人。
白い肌、鋭い爪。今、金色に輝くドラキュラが現る…
本作は山本迪夫が監督する二部作目で、
岸田森が吸血鬼に扮する…
これまたよくお似合いで素晴らしい。
田中文雄の為の映画化だなとつくづく思う。
いよいよ東宝も路線変更したのかと思ってしまう怪奇ロマンに手を伸ばしたなと、
それに和製ゴシックホラーの登場でもある。
物語は子供の頃に悪夢に魘されていた女の子が、その夢に現れた金色の眼をした男に襲われてしまう…
そして洋館を訪れそこから物語が展開していくと簡単に説明するとこんな感じで。
あの顔が溶けていく特殊効果、メイク、岸田森の怪演は素晴らしいの一言だ。
だがどうだろうか…
クリストファー・リーのドラキュラシリーズの伯爵ぶりも最高だ。
劣っているとは思えない…
不気味な洋館とやはりチープ感が堪らないよね。
あと設定も面白い。未見の方はオススメします。