このレビューはネタバレを含みます
「皆 自分の家を求めて人生を歩んでいる
あの頃の僕という男
吹雪の中を何日も彷徨っていた 同じ所をグルグルと
積もった雪に足を取られ 叫び声は風に消える
小さな小さな自分 家はどこにあるのか.......」
精神病院に自殺未遂で三度も入院したことがあるパッチ。
(このパッチという名前も、精神病院で知り合った患者に名付けられる)
病んで行く道の分からなくなったあの頃の私にぴったりの映画だったのかも知れない。
本当に、この世の中は常識やルールで囲まれていて、それがあるとつまらない世の中であるけれど、
でもなかったらそれはそれで大変なことになってしまう訳で......
じゃあなぜそんな危険な物を作ったのかと神に聞きたい。
次から次へと試練を与えて、もういい、もういい加減うんざりだ!と思ったら今度はいきなりステキな奇跡が起きたりする。
人間や生きることは本当に難しいと改めて思い知らされた。
そして、時に型にはめられた事や常識やルールを破った方がいいこともある。
決められたことを守るだけが正しいとも言えないんだということを、パッチ.アダムスから学んだ様な気もする。
まぁ、ちょっと彼はやり過ぎな所もあるし、人によってはウザイかも分からないし、
これは海外だから成し遂げられたことかも知れないけど......
心のキレイな人はいつの時代もステキであることには間違いないと思うし、だから皆が認めた訳だ。
ロビン・ウィリアムズがまた役にピッタリ。