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妖星ゴラスのKのレビュー・感想・評価

妖星ゴラス(1962年製作の映画)
3.6
地球滅亡系の映画は数多くある。しかし地球ごと移動して回避するなんてアイデアは初めて見た。専門家が科学的考証を行っているというのだからさらに驚き。ゴラス接近時にかかる音楽はゴジラのテーマと少し似ている。どう見てもこの人がボスだと分かる田崎潤さんの目力がいい。バンザイは戦争を意識せずにいられない。急に始まる合唱「俺ら宇宙のパイロット」。高校時代で止まった発育。高所から投げ捨てられる写真立ては凶器。南極の映像は一目で作り物と分かるけれど、大規模で迫力があり作り手の熱量を感じた。宇宙船に平仮名で「おおとり」。セイウチっぽい怪獣マグマ。必要性は謎ながら楽しんでもらいたいというサービス精神は伝わってくる。地球に生息しているのは人間だけではないというメッセージがほんのり。月の形がそのまま引き込まれるのは変。でもわかりやすくて良い。妖星ゴラスのビジュアルは結構好きだった。終のロゴは赤。
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