るい

キングコング対ゴジラのるいのレビュー・感想・評価

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)
3.7
やってまいりました!
姉さんと巡る、ゴジラシリーズ制覇
3作目はシリーズ初のカラー作品にして
あのキングコングとの日米怪獣対決
話は

自社の提供番組である「世界驚異シリーズ」
その視聴率に伸び悩む
パシフィック製薬の宣伝部長の多湖は
その打開策として
南太平洋はソロモン諸島の南部に位置する
小島、「ファロ島」に伝わる
「巨大なる魔神」とやらが目覚めたという情報を聞き
民法テレビ局のカメラマン桜井と演出部の古江を探検隊として
そこへ派遣することに
そんな一方で北極海では
海水の温度上昇異変の調査で国連の科学者を乗せた原潜「シーホーク号」が現地で青白く光る氷山を発見する
まもなくしてそれが解け、中から現れたのはゴジラだった
そうあの氷山は前作で氷漬けにされたまま行方がわからなくなっていたゴジラだったのだ
そして「巨大なる魔神」のほうは果たして

3作目にしてついに体色が黒かったとか
熱線や背鰭が青白く発光することが明らかになったゴジラ
今回から完全に娯楽路線にシフトチェンジ
怪獣同士の戦いから怪獣同士のプロレスへ
エンタメ色もかなり強く
ゴジラでは珍しいコメディ寄りの話になってます
でもちゃんと怪獣の怖さもあるのが秀逸なんですよね🤔
特に今作のゴジラのデザイン
前作がまるで凶悪犯のような人相の悪い、人のような顔をしていたのから一転
耳がなく、三本指、口が裂け、カエルというかトカゲというか、より怪獣然としてて魅力的なんですよ🤔
本当今作のゴジラって人気で
自分もフィギュア所有してるくらい好きなんです(あ!アイコンそれに変えました🤣)
でもってキングコング
今作のキングコング名前はコングなんだけど
モデルは猩々(しょうじょう)なんですよね
(猩々というのは中国の猿のような伝説の生き物)
とにかく原作コングとは違いオリジナル要素が多い怪獣で
(これは「キングコングの逆襲」のレビューでも説明した権利元のRKOの要望でデザイン等オリジナル要素を強めにしたという)
ゴリラというよりは風貌はニホンザル
後半では身体に電気を帯びたせいで
放電攻撃ができる、など
かなりオリジナリティがある
そのせいか、やたら海外では不評だったらしい
そしてタコが出てくるんですよ今作🤣
まんまタコなんでファロ島を襲うシーンが
本当ウケるんですよ🤣🤣
使われたのがマダコでなんと4、50匹も用意されたという😳
ちなみにそれらは撮影後、板前が調理して
2日かけてスタッフが食べさせられる羽目になったという💦
演者もコメディ寄りで
高島パパや藤木悠や佐原健二などはもちろん
ヒロインはボンドガールの若林映子に浜美枝
さらに宣伝部部長の多湖役に
東宝コメディの社長シリーズなどの
コメディに定評のある有島一郎が出てるっていう、
またこの多湖が引っ掻き回すんで
物語の良いアクセントになってるんですよね
あとファロ島の原住民がどストレート過ぎて
ウケた🤣
絶対今放送したらコンプラ案件だろうな🤔
さて
次回はついに、別作品からの怪獣がゴジラと戦います!
るい

るい