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ナバロンの要塞のMaoryu002のレビュー・感想・評価

ナバロンの要塞(1961年製作の映画)
3.8
1943年、ナバロン島の要塞砲により孤立したイギリス兵2千人救出のため、フランクリン少佐(アンソニー・クエイル)は登山家であるマロリー大尉(グレゴリー・ペック)、化学の専門家ミラー伍長(デヴィッド・ニーヴン)、ギリシャ軍のスタブロス大佐(アンソニー・クイン)などとチームを作り要塞爆破作戦に挑む。

戦争映画だが、どちらかというと冒険活劇のような印象だ。そこは後に「ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝」などを作るJ・リー・トンプソンらしさだろうか。

船で嵐を乗り越えたり、絶壁を登ったり、敵の服と車を奪って脱出したりと、冒険家たちの活躍に胸が躍る。しかも、そんなことしなさそうなグレゴリー・ペック、デヴィッド・ニーヴン、アンソニー・クインがチームを組むのだからたまらない。
ついでに20年以上後に「スナイパー/狙撃者」や「聖なる酔っぱらいの伝説」で円熟の演技を見せるアンソニー・クエイルがチームを率いるリーダーを演じているのだ。

全く映画の内容とは関係ないが、「指導的立場にあるものの苦しみがわかるか!」というセリフに、「そうだ、そうだ!」と仕事を思い出して共感してしまった。
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