ほーく

旅するジーンズと16歳の夏のほーくのレビュー・感想・評価

旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)
4.3
“Together and Apart”

仲良しこよしの4人組。
16歳の夏休み、彼女達は初めて別々の時間を過ごすことになる。
各々の不安を乗り越えるため、4人はあるルールを決める。
それは、全員にサイズがぴったりのPantsを1週間ずつ交代で履くこと。
彼女たちの特別な夏が今始まる…。

自分の感情に正直に、目の前の問題に対峙していく彼女たち。
今までは何かあれば親友が助けてくれた。
しかし距離が離れていると、すぐには助けを求められない。
そんな呵責に苛まれ、自ら自分と向き合い、一歩前に踏み出す4人。
そんな彼女たちの姿には勇気をもらえる。

親友との時間は大切。
1人で自分と向き合う時間も大切。
いつでも相談できる友人の素晴らしさを改めて実感した。

一人一人の物語が同時進行で紡がれ、自然に場面が切り替わるカメラワークもとても良かったです。

P.S.
“Maybe the truth is, there's a little bit of loser in all of us. Being happy isn't having everything in your life be perfect. Maybe it's about stringing together all the little things.”

望むものすべてを手に入れ、完璧を求めるのが幸せじゃない。
毎日の小さなこと1つ1つが幸せに繋がっている。
“Before Sunset”でもJessieが似たようなことを言っていた。

毎日の小さなことに幸せを感じる。
そんな生活を送れているだろうか。
いま一度自分に問いかけてみたい。

1.ストーリー:4
2.構成:4
3.喜怒哀楽:4
4.映像や音楽:4
5.演出:4
※加点項目:
エンターテインメント:+0.1点
感動:+0.1点
印象的なセリフや場面:+0.1点
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