B級怪獣エイガ

旅するジーンズと16歳の夏のB級怪獣エイガのレビュー・感想・評価

旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)
4.4
体型バラバラの4人全員に何故かピッタリのジーンズを夏離れ離れになる皆でまわす青春群青劇の凡作。

凡作は凡作なんだけどこれがなんか魅力的でなんか好き。女の子みんな可愛いしそれぞれの話も丁度いい感じに面白くてノーストレスで見やすい。
そして所々『あ、良い。』となるシーンが挟まるからスコア割りと高めになった。

大きな部分の好きなところだとティビーの話が1番面白かった。Bとティビーの掛け合い好き。
かなり細かい部分の好きなシーンは『サメよー!(ロスト・バケーションより)』でお馴染みのブレイク・ライブリーが演じるブリジットがサッカーしてるシーンに切り替わってThe Fadersの『No Sleep Tonight』が流れるシーン。音楽の元気な感じもブリジットのキャラにあってるし夕日の中笑顔でサッカーグラウンドで走り回っていい汗かいてる彼女をカメラが回って捉えるところが凄い主人公感あってカッコよかった。そこに被さるブリジットのナレーションもそのシーンの主人公感に一躍買ってて好き。

あとはリーナのパートのギリシャの街並みがめちゃくちゃ綺麗で雰囲気最高。ちなみに4人の中だと顔だけならリーナが1番好み。カルメンは続編の旅するジーンズと19歳の旅立ちでの方が可愛い。

軽い気持ちで見たら案外楽しめるいい映画。