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アレックスのkuのレビュー・感想・評価

アレックス(2002年製作の映画)
3.4
内容は、ある男を探してゲイクラブへ押し入る2人組。彼らは男を見つけ出すと凄惨な暴力を加える。発端はあるパーティの夜。マルキュスは会場に残り婚約者アレックスを一人で帰してしまう。その直後、アレックスはレイプに遭い、激しい暴行を受けてしまうのだった。自責の念に駆られるマルキュス。彼は友人でアレックスの元恋人のピエールとともに犯人探しを開始する。やがて、女装ゲイ、ヌネスを探し出した2人は、ヌネスからついにテニアという男の名を聞き出すのだった…...というもの。

ギャスパー・ノエ監督の作品で、『エンター・ザ・ボイド』は鑑賞済なので、私としては2作目になります。上記の映画と同様、カメラワークがグルングルンしたり、ノイズがあって画面がチカチカしたりするので、映像酔いしやすい人は気をつけてください😓

やはり、今作で1番衝撃なのは9分間に及ぶレイプシーン。誰も助けられない状況で、力でねじ伏せられているのが残酷でした。こんなシーンを定点で長回しにするというのが映画としては珍しいですね。

また、今作はエンドクレジットから始まるので、時系列が逆になります。そのため、レイプされる前のアレックスのシーンが後になるため、平和であるにつれてレイプシーンが重みを増していきました😞

残酷な内容ではあるのですが、個人的にはあまり胸糞には感じず、観終わった時のモヤモヤとかも無かったですね。予想ではもっとひどい虐められ方をすると思ってたので、そういう感じか〜と。途中で気分が悪くなって、見るのを辞めたというコメントもあったので期待し過ぎたのもありますかね🤔
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