JTKの映画メモ

アレックスのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

アレックス(2002年製作の映画)
4.7
ギャスパー・ノエはまだ3本しか観てないが、余程肌が合うらしく、「クライマックス」が4.8、「ルクス・エテルナ」が4.7の高得点。
ほんで「アレックス」もめちゃめちゃ良かった!

観たらすぐわかるんで書くが、時間逆行の編集は正解だった。
最近、時間順行の編集版が出たらしいが圧倒的に逆行だろ、この面白さは。
クソ長い肛門レイプで終わるのも胸糞すぎるしな。いくら嘘の映画(ファンタジー)でも。
まあ、大きな声では言えないが、あのシーン、アタシはチンコ勃ちっぱなしだったですけども。だって映画って嘘だもん。

それはさておき。
ノエの映画は、徹底的に映像&サウンド主体で、映画を思想や主張のツールにしてないどころか、何も言いたげでないとこがめちゃ好きで、映画全体を、センセーショナルな、衝撃的な、暴力なり性なりの代償装置みたいなものにしてるとこが、あまり使いたくないワードだが、これこそ「アート」そのものだとわしは思う。
「芸術は爆発だ」 by 岡本太郎。