このレビューはネタバレを含みます
鬼才ギャスパー・ノエ監督の代表作。
先に再編集版を見てしまったのですが、こっちから見た方が良いとの意味が分かりました。
本作はオリジナル版で未来(最悪)→過去(幸せ)へ戻っていく構成。
再編集版は過去(幸せ)→未来(最悪)へ進んでいく構成。
時系列的には再編集版が"通常通り"の流れなんだけど、オリジナルの方がなぜこんなことになってしまったんだという理由が徐々に明らかになっていったり、過去に戻れば戻るほどあの時は幸せだったのに…となっていく為余韻が残る。
話的にはどちらも全く一緒なんだけど構成を変えただけで全然見え方が違ったのが面白かった。前半は分かっていたけどやっぱりエゲツなさ過ぎる内容なので閲覧注意レベル。
「時は全てを破壊する」全てはこの台詞が表している通り。あの時一緒に行っていれば、、あの場所に行かなければ、、もっと仲良くしていれば、、あんなこと言わなきゃよかった、、本作の様な気持ちは誰しも味わったことがあるんじゃないでしょうか。