KotaKawamoto

ヴァンダの部屋のKotaKawamotoのレビュー・感想・評価

ヴァンダの部屋(2000年製作の映画)
4.0
初ペドロコスタ。すごい。暗いなかに陰影の多様な変化を見せている外壁。開口部から僅かな光、そこから覗ける断続的な家具。建築の内側にいると感じさせられる。それは闇を生み出せるのは建築にしか成し得ない。そしてどの建物も壊れかけで、鉄筋も露出し、廃墟ばかり。。今までこんな建築的な映画を観たことがない。建物は廃墟になったときはじめて建築となるのだ、というルイスカーンの言葉を思い出した。
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