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クロウ/飛翔伝説のKANIOのレビュー・感想・評価

クロウ/飛翔伝説(1994年製作の映画)
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ジェームズ・オバーのアメコミを原作としたアクション映画。
ブルース・リーの息子 ブランドン・リーが主演を務めており、撮影中の銃による発砲事故により彼の遺作となってしまった作品。

主人公はロックスターのエリック。ハロウィーンの前夜に恋人と過ごしていたが、ギャングたちによって恋人ともども殺害されてしまう。しかし、カラスの導きによって不死身の身体で現世に復活を果たし、ギャングたちに復讐を誓うというストーリー。
ストーリーだけ聞くと何だかチープで変な話だが、何よりも雰囲気作りがとても良く出来ている映画で、ダークで不気味な雰囲気の中にアメコミチックな空気感が絶妙にマッチされていて、作中の画作りはティム・バートンの映画に似ている。

102分という上映時間の中で展開されるアクションとドラマのバランスもとても良い。
主役のブランドン・リーがめちゃくちゃ格好よくて、マリリン・マンソンやKISSのようなフェイスメイクをしているにも関わらず、殺意を持ってギャングに凄むときの表情や子供に笑顔を見せる表情など、"顔"を使った演技でとても魅力的に描かれている。
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