トンビ

リアル・スティールのトンビのレビュー・感想・評価

リアル・スティール(2011年製作の映画)
4.7
映画好きの方からの借り物シリーズ第五弾。

まさかこんな心が熱くなる作品だとは思わなかった。
中盤までは、展開も読みやすく、淡々と進んでいく印象だったが、後半の盛り上がりようには度肝を抜かれた。

特に、ゼウスとの最終ラウンドは、チャーリーが自ら戦うという演出にはやられた。

そして、徐々に家族としての本当の絆が芽生えていくのがまたいい。
周りから見れば、両者の性格は似ているのが一目瞭然。
そんな2人が互いを理解したときの、相性の良さは言うまでもなく、見てて気持ちがいい。
ゼウスとの試合後の、マックスがチャーリーのことをお父さんと呼ぶシーンには、ついほっこりしてしまった。

また、今作には、お金より大事なものは何か?そんなテーマもあると感じた。
度々お金というワードが出てきて、ストーリの前半は、何をするにもお金を稼ぐことが優先されていた。
しかし、後半では、マックスは、裕福な家庭の養子としての生活よりも、チャーリーとの生活を望み、チャーリーもマックスの親権を譲る代わりのお金を受け取らなかった。

そして、主要キャストがよかった。
全員どっかで見たことあるなぁーと思っていたら、
グレイテスト・ショーマン、マイティ・ソー、アントマンにそれぞれ出演していた役者陣だった。笑

単なるアクション映画にとどまらず、感動も与えてくれるそんな作品でした。
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