さんかく

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者のさんかくのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

アニメ無印版のフィナーレはこの劇場版で、評判も上々なようで観るの楽しみにしていたのですが…。なんというか…最後まで話に入り込めず…。

まさかのナチスが出てきたりして、史実と絡み合わせたシナリオ作りの労力は感じたけれど。ヴィランの女キャラは小物感あるし。そして門を行き来する仕組みがよく分からなくて、エルリック兄弟を再会させるための、ご都合主義な流れに感じてしまった。これは、テレビアニメ(無印)を見てから1年以上経ってるので、いろいろ設定を忘れてるせいもあるかも。でも、全体通してに兄弟が再会するための物語という感がありありと伝わってきてしまった。兄弟のために犠牲になったり、悲しい思いをするキャラクターが沢山…。これからの世界も史実を考えると不穏なままで、少年マンガぽい明るい結末ではないし。

設定や展開が分かりやすい、原作準拠のFA版のほうが、結末も含めて好みでした。最初に完走したのがFA版だからというのもあるかもですが。無印版は映像の色味もシナリオも、ダーク感が強めなので、ハマる人にはハマるというのはなんとなく理解できます。
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