Deち

あの夏、いちばん静かな海。のDeちのレビュー・感想・評価

4.1
他の北野武映画とは毛色が全く違う、文字通り静かな作品。
聾唖のカップルが主人公。手話もほぼ0。
その他の登場人物は普通に喋るけどまるでサイレント映画。でも微妙な間な表情で、会話なんて必要ないほど思いが伝わってくる。
動きが少ないロングなカットでも見ていられる魅力は相変わらず。
2回のサーフィン大会の結果は他の作品ではなかなかない絶妙さ。ある意味本当のスポーツの面白さを教えてくれる。
鮮やかな青ではない、切ないキタノブルーな青春映画。
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