あの夏、いちばん静かな海。の作品情報・感想・評価

「あの夏、いちばん静かな海。」に投稿された感想・評価

北野武の中でもかなり好きな部類の作品で、やはり自分は暴力映画も悪くないけどこういう長閑な作品の方が好きだ。

小津チックな定点カメラで海辺の風景を長閑に静かに撮るってだけでも素晴らしいが、聾唖のカップルの言葉を殆ど交えない交流をメインに描いている点も実に素晴らしい。

久石譲の音楽がちょっと強すぎるのとラストの北野武曰くサービスカットの連続が余計に思えたけれども、この映画が素敵で愛すべきものという気持ちは揺るがない。
kady

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3.0
静かに胸ぐら掴まれた感覚
坂道のシーンすっごい好き!!!しゅわしゅわする!
RyotaI

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4.5
ゴミ収集の仕事をするシゲルはある日ゴミ捨て場で折れたサーフボードを見つけ、修理をしてサーフィンを始める。愚直であり、それでいてクールなシゲルは、毎日練習を繰り返し、人を惹きつけて行く。

主人公のシゲルやヒロインは言葉を発することなく映画が終わる。殆どの映画では登場人物や設定を会話によって描き出すが、この映画ではその都合的な使い方をしない。ジム・ジャームッシュはその都合的な使い方を避け、本来の会話に近い存在として、味わい深いものとして使った。北野武監督のこの作品は、逆に使わないことで避けたのだと思う。

描写で人間模様や状況を描けば、見る人によって変わる作品になるだろう。

エントリーシートで身長420センチ、親ゴルバチョフ、自ら作り出したクラスCなど、クールなシゲルが書くからこそ、ギャップで可笑しさが増している気がする。

前述したが、ジム・ジャームッシュの作風に似た印象を受けた。
ROHTO

ROHTOの感想・評価

4.0
過去の記録。高校卒業後の春。
たけしの映画の中でも、特別な作品と当時のメモ。
言葉はいらない、頬を伝う涙だけで、哀しみは伝わるのだ……なんというムダのなさ。ブレッソンの映画を観ているようだ。なんなら久石譲の音楽を若干「うるさいな」と感じるぐらい、映像に没入できる作品。キタノブルー!
碧士

碧士の感想・評価

-
エンディングのモンタージュにおける彼女の立ち位置で、そのショットにおける主観の人物が理解できる点が映画だし、その回想による主観の逆転によって、無言とともに隠蔽されていた感情が溢れ出すところに感動がある。
やすい

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4.5
同じ(似た)出来事をひたすら同じショットで決めてくってのはいいね。それそのものも良いし、ラストシーンのための起爆剤にもなる
RitaD

RitaDの感想・評価

4.5
北野武にあって
新海誠にないものが
ここにある
確かに存在するんだ
正直想像以上。貫禄と技術の高さを感じさせられた映画でした。
セリフをほとんど使わずして全てを伝え、視聴者の想像を膨らませていく手法。そして感じさせるロマン。
普段芸人としては喋りっぱなしの北野武がこんな映画撮るなんて素敵すぎる。

主人公とそれを見守る恋人の絆も言葉ではなく繊細な映し方と役者の表情や、二人が一緒にいるときの距離感などの、画面で表現してました。

主人公の障害や周りの人々のリアクションも美化することもなくそらすこともなく映し出していました。

ちょいちょい挟まれるユーモアも面白い。

そしてクライマックスでは視聴者の感性をどこまでも刺激する演出。シーン全てが涙腺を刺激し、観終わった後にはしばらく動けなくなる。

言葉で説明しない映画ですが、この映画の余韻も言葉では説明できません。
とにかくもう最高でした。
他の作品もぜひとも観ていきたい。
ま

まの感想・評価

4.5
これ見たあとだとどの映画も無駄な画面やセリフが多くてまどろっこしく感じるくらい、洗練されてる 障害やハンデの描き方も決して過保護になり過ぎず問題提起のような説教臭さもなく かといって楽観的でもない 画面も美しくてとても良かった
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