いしすー

ゼイリブのいしすーのレビュー・感想・評価

ゼイリブ(1988年製作の映画)
3.8
ジョン・カーペンター祭りにて鑑賞!MOVIX京都で「遊星からの物体X」、そして出町座ではこの「ゼイリブ」を観てきました。製作30周年記念デジタルリマスター版!「ゼイリブ」は初見。こっちもめっちゃおもしろいな!物質主義という概念的なものを、怪物として可視化するユニークさ!まさに"化けの皮が剥がれ"たような宇宙人のビジュアルが妙な説得力。広告には目に映る情報以外にコノテーションがあって…みたいなくだりも、最近公開された「 アンダー・ザ・シルバーレイク」とシンクロして、やっぱあの監督はジョン・カーペンターが好きなんだろうなあということを再確認した。しかしそんな概念の話を差し置いて強烈だったのは、締まりのない殴り合い。大してケンカ慣れもしてなさそうな2人が、グダグダグダグダ戦い続けるのがメチャクチャおもしろい。ダントツで今日のベストシーンです。ちなみにテンション上がって、やたらとデカいポスターを買ってしまった。どうあがいても今さら物質主義から抜け出すことはできない。
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