キミシマユウキ

ゼイリブのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

ゼイリブ(1988年製作の映画)
3.8
肉体労働者のネイダはある日自分達人間の世の中が異星人に支配されていることに気付いてしまい……。

SF・ホラー映画の巨匠
!!ジョン・カーペンター監督!!
による名作SFスリラー!
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「命令に従え」


あの「OBEY」の元ネタはこれか!
1988年にこのアイディアをまんまと映像化した監督が凄い。
しかしサングラスを掛けたら世の真の姿が見えるというおそろしい設定も厨二心とSFオタク心をくすぐってワクワクするし、
何故か途中で挟まれる
「サングラスを掛けろ」
「いやだ、面倒に巻き込むな」
という仲間内の喧嘩に6分も使う尺の調整具合も最高だ。
そして資本主義、物質主義へのアンチテーゼとなってる今作のテーマは下手したらどっかの国では上映出来ないんじゃないかってくらい刺激的だ!

主演はロディ・パイパー。
知らないと思ったらプロレスが本業のよう!どおりで先述の6分間の喧嘩がやけにプロレスぽいわけだ(笑)
相方のキースディヴィッドもガチムチな身体付きなので素手で異星人を倒せちゃいそうだぞ!
あとは異星人の特殊メイクが時代を感じるものの味があってめっちゃ好きです。

皆さんもテレビCMやインターネットの広告、そして街角の広告の数々には実は裏のメッセージが含まれてるかもしれないのでご用心を。
じつはこのレビューもあのサングラスで読むと真のメッセージが隠されているかも……?😏

カーペンター監督好き、SF好き、そしてCMや広告にうんざりしている反乱軍の卵の諸君にはオススメの作品。