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ゼイリブのbのレビュー・感想・評価

ゼイリブ(1988年製作の映画)
4.0
最近テレビを見ていると『さらば愛しの大統領』という映画の冒頭テロップ「この映画はアホになってご覧ください インテリぶって見ないでください」というものを思い出す。この”映画”の部分を”テレビ”に置き換えたメッセージを絶えず発信され、強要されている気分になる。
日本のテレビは出演枠の大半がお笑い芸人に支配されている。それはつまり、テレビの価値観は「お笑い」に支配されていると言って過言ではない。真面目さが必要とされるワイドショーや情報番組でも、芸人は無知を誇るかのように厚顔無恥な妄言を発し、余計な茶化しを入れ、良識やモラルを踏みつけにしてガハガハ笑ってやがる。そもそも本来「お笑い」は権威や固定観念へのカウンター”程度”であるべきものだが、「テレビの世界」では「お笑い」そのものが権威化してしまっている現状は窮状で戦々恐々な惨状。そのくせ内部での自浄作用は全く働かず、芸能事務所や政治権力などの”権力全般”へはポチ公のようにアヘアヘ発情して媚びへつらい、LGBTや外国人、女性など現在の日本で立場の弱い者を差別し嘲笑する始末。これが「お笑い」ならこの国はおしまいです。一応書いておくとお笑い全体を批判したいわけではないです。ちなみにこんなことを書いてますが私はフツウのニホンジンデス(バクワラ)

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00116/00009/?n_cid=nbponb_twbn
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