返還の年に沖縄を舞台に制作された大島渚監督作品
昨年亡くなったりりィと栗田ひろみ、大島監督らしく新人二人を主役に抜擢し、結果、この二人無くしては成立しなかった名作
20歳と15歳の二人を取り巻く大人、殿山泰司、戸浦六宏、小松方正、佐藤慶そして小山明子がことごとく外斜視(りりィも大島監督もか…)で何かしら事情を抱えているミステリアスとも言える設定
沖縄と本土との関係、性を軸として栗田ひろみを狂言回しに据え、人間関係の機微をあぶり出している
ラストにかけての一連のシーンに代表されるように絵がいい(いきなりの丸見え入浴シーンにはびっくりw)
ファッションもいい
余白の多い脚本がいい
そしてそして、りりィも素敵だけれど、素直子という役名の通りの栗田ひろみ、鳶色の瞳と日本人女性のベンチマークといっていいきれいな足にメロメロ
すーたんにメロメロ
セリフの棒読み、すきっ歯、まるっとあばたもえくぼ
りりィの吸っているタバコがバイオレットなのを見て沖縄行きたくなった