「夏の妹」に投稿された感想・評価

返還の年に沖縄を舞台に制作された大島渚監督作品

昨年亡くなったりりィと栗田ひろみ、大島監督らしく新人二人を主役に抜擢し、結果、この二人無くしては成立しなかった名作

20歳と15歳の二人を取り巻く大人、殿山泰司、戸浦六宏、小松方正、佐藤慶そして小山明子がことごとく外斜視(りりィも大島監督もか…)で何かしら事情を抱えているミステリアスとも言える設定

沖縄と本土との関係、性を軸として栗田ひろみを狂言回しに据え、人間関係の機微をあぶり出している

ラストにかけての一連のシーンに代表されるように絵がいい(いきなりの丸見え入浴シーンにはびっくりw)

ファッションもいい

余白の多い脚本がいい

そしてそして、りりィも素敵だけれど、素直子という役名の通りの栗田ひろみ、鳶色の瞳と日本人女性のベンチマークといっていいきれいな足にメロメロ

すーたんにメロメロ

セリフの棒読み、すきっ歯、まるっとあばたもえくぼ

りりィの吸っているタバコがバイオレットなのを見て沖縄行きたくなった

このレビューはネタバレを含みます

りりい美人。

アイドル映画としてはやっている内容が特質的で、共感させることよりも魅せるというただ一面に乗っ取った映画作りは職人的。
父親役がスケベな見ためすぎて、惹かれる魅力が理解できなかった。
そりゃあ寝取られる。

白すぎる衣装で浜辺の宴会は意識が高すぎる。
合間合間のフランス映画みたいなカットが印象的でした。
ああ、もう脚本が良い。沖縄は誰の物でもない。本作の小山明子が誰の物でもでも無いように。栗田ひろみの大根芝居をもってしても有り余るリリィ、石橋正次の瑞々しさ!国とかイデオロギーとか古くてつまんない話は殿山泰司と戸浦六宏が演じた元なんちゃらのしかめっ面した人達で勝手にやってって大島渚がずっと言ってる事だ。小山明子が、神々しいぐらい美しい。2017/5/14早稲田松竹
沖縄返還史×アイドル映画。中々観る機会がなかった大島渚監督の「夏の妹」。眩しい光に照らされた夏の沖縄で無邪気に笑ったり怒ったりする人気アイドルの天真爛漫な姿。ラスト付近の浮世離れした大人達の会話に政治と戦争を描く大島渚の香りが。70年代のファッションや空気も楽しめる不思議な一本。

このレビューはネタバレを含みます

ただのドロドロ昼ドラ設定なのに、こんなにも瑞々しく描くことができるのは流石としか言いようがない。
沖縄で展開される瑞々しいガールミーツボーイ。下手すれば泥沼になりそうな物語を爽やかに描き切る。
人間には2種類いる。日本人と沖縄人だという台詞がささくれのように心に残る。
鶴男役の人あんま見たことないけど、好きになってしまう感じがとても分かる

佐藤慶、戸浦六宏ら大島組常連陣の顔の圧力がすごい
琉球と日本の複雑な関係を捉えようとしてるんだろうけど複雑すぎてよくわからなかった。どっちにしてもこの比喩は今となってはだいぶ苦しい。コロッケとか小峠とか出てきたけど姉妹二人とも可愛すぎるし鶴男くんイケメンすぎるからいいや。
栗田ひろみ100点!
返還翌年の沖縄を舞台に、腹違いの兄に会いに行く妹の一夏の物語。

ヒロイン栗田ひろみの瑞々しさと言うよりも、あざとさが全開の大根っぷりには何度も笑わされた。それと対をなすように、桃子ババアことりりィの陰を感じさせる静かな様子には只ならぬ緊張感を感じさせられた。

個性的なキャストの配置と、筆舌に尽くしがたい沖縄の大自然、きわめつけは武満徹の穏やかな音楽によってモチーフの深刻さは驚くほどに緩和をされ、大島渚の斬新で刺激的なカメラ割りが強調される結果となった。
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