MasahideYoshida

いのちの食べかたのMasahideYoshidaのネタバレレビュー・内容・結末

いのちの食べかた(2005年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2005年公開
監督:ニコラウス・ゲイハルター
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肉、魚、野菜など、人間の食物が“食物”になるまでを追った映像ドキュメンタリー。

結構、ショッキングです。血がだめな人は見ない方がいいかもしれない。でも、本来、自分たちが食べているものが、生き物だったころから食べ物になる今まで、なにが起こっているのか知らないなんておかしな話。直視したい事実がちゃんととられていました。

こうしてみると食べ物はほとんどがもはや工業製品で、そこでは死ぬために作られる命が毎日生産されていく。人間ってなんて業の深い生き物なんでしょうね。

セリフは一切ないので、ちょっとアーティスティックな映像作品でもあると思う。淡々と、作り手側の解釈を一切さしはさまずに進んでいく、結構むごたらしい事実を、見る側にゆだねる作品。みるべし。

2011年2月14日