いのちの食べかた(2005年製作の映画)

Unser täglich Brot/Our Daily Bread

製作国:
  • ドイツ
  • オーストリア
  • / 上映時間:92分
    監督
    ニコラウス・ゲイハルター

    「いのちの食べかた」に投稿された感想・評価

    効率を求めた結果
    臭いまで伝わってきそう
    1カット20~40秒のゆっくりとしたリズムで編集されていて、アンビエントだ。あと、アラン・レネの「スティレンの唄」なんかもそうだけど、シュールだね。脳細胞が死滅しそうなくらい怠くて、ダラダラと休日を過ごしたいときにオススメ。延々とブタの足を切断していくのを白痴のような表情で繰り返すお姉さんに笑いそうになった。飛行機がフレームに入ったり出たりしながら、最後はカメラに接近してきて上を飛んでいく映像とか、非常に技巧的な段取りを想像させるような、サービスショットもある。横移動もなかなか。
    牛の帝王切開って立ったままするんですね。
    とにかく鶏の扱いが雑すぎてショック...
    遊牧民や発展途上国の小さな農家で手ずから処理してる映像なら気にならない色んなことが見えた気がする。
    目を背けたくなるシーンばかりだが
    映像であるからこそ見ていられるもの

    誰もが食欲が失せてしまうだろうが、それでも私たち人間は食べ続けなければならない
    この映画から発信されるメッセージは計り知れない
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    2017/06/15
    3.6
    食は工業製品であることを思い知らされるシンメトリーな構図と淡々と流れゆく対象物たち
    個人的に今後の自分の指針となる1本。
    フードドキュメンタリーを観ていくうちに自分が口にしているものへの興味がむくむくと湧き、さてお肉は?
    というときに内澤旬子さんの「世界屠畜紀行」を読み、命を頂いているということについて深く深く考えさせられた。
    本では散々どのように屠畜していくか挿絵付きで解説されており、いかにオートマチックで無駄がないかが描かれていてどうしても映像で見たかった。

    そんなこんなで出会ったこの映画。
    屠畜のシーンも映っており、それでいてナレーションは何も無し。
    こちらに押し付ける要素が一切ないため肯定的にも否定的にも観る人次第で変わる点が素晴らしい。

    ビーガンなら屠畜シーンやひよこをぽんっと放っているシーンに否定的でも構わない。
    でも食べているなら、可哀想と言うことはより残酷な発言だと思う。

    コンプライアンスだの炎上などで、どんどん批判の対象となり得るものは遠ざけていく。
    遠ざければ遠ざけるほど私たちが口にするものの実態がぼやけていくような気がしてならない。

    そんな私の中で渦巻いていたもやもやを照らしてくれたようで観た後の爽快感たらもう!

    以下は個人的にとても気になったシーンたち。

    *種馬ならぬ種牛が筋肉隆々!たくましすぎる!
    今まで見た牛ではない!やはり男らしさの象徴は動物であっても筋肉なのだろうか。きっとホルモン剤めちゃくちゃ投与されているのか、どうなのか。ここも気になるところ。

    *牛の帝王切開。医学の神秘を感じる。最初腹切ってるのにお母さん牛平然とした顔している!と思ったけど人間だって帝王切開あるものね、と1人で納得。

    *外国の農家の人服着ない説。
    トラクターに乗ってる人大体上半身裸(笑)

    *農薬散布のシーン、トランスフォームしてて「うおおお〜かっこいいー!」と子供みたいにきゃっきゃしてしまった。

    *ブルーベリーだか木の実の収穫方法、斬新だった。
    木も震えてたけど、私も震えるくらい興奮。

    さて、今日も美味しくご飯を頂こう!

    2017/6/7
    知ることができて良かったと思える映画。
    いつか自分の子どもに食育の一環として観せたい。
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