私はこの映像で手元の肉の真実を知った。
人間が生きて行くためにかかせない家畜との契約(牛や鶏や豚たちは種の保存とひきかえに、その身を人間に捧げる)。そしてその安定供給のための効率化。ここに善悪は無い。いのちを食べる=生きる。
監督のインタビュー。
映画を撮ったきっかけは、ヨーロッパにおいて食料を余分に確保し廃棄したというニュースを見たことだそうだ。私はナレーションを聞かずとも多くのメッセージを受け取ることになった。
そしてこの屠畜場の人間が差別されることはないと言っていた。すすんでやりたい人はいないが、誰かがやってくれてほっとしている。この国ではどうだろうか。ありがたいと思うことが出来ているだろうか。
いのちを大切にするとは。
真実を歪めずに伝えたいという部分を聞き逃してはいけない。