CMolliculus

機械じかけの小児病棟のCMolliculusのネタバレレビュー・内容・結末

機械じかけの小児病棟(2005年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

★作品内容に触れてます★


病院系ホラーです。
といってもバイオホラーでもなく、ゾンビナースやマッドな医者が襲ってくるわけではありません。

舞台が病院、閉鎖直前の
閑散とした病院というロケーションは
怖そうでとてもいいです。

閉鎖直前なので、まだ稼働中。
なので設備も生きてます。
レントゲン装置を使ってのホラーシーンは素晴らしい。

ただ大変残念なことに
ホラーシーンが若干出オチな印象…

最初の頃のホラーシーンの方が
不安を強く煽られるので
怖かったです。

ラストに向けて盛り上げたい気持ちも分かります。

でも!せっかくモンスター化したナース(あ、ナース出てきてた)が襲ってくるなら
ビジュアルにもっと凝って欲しかった。
「機械じかけ」感をもう一、二歩進めていただくとか…、

とにかく
モンスターの顔を映しちゃう演出には
猛反対します。
『フッテージ』のブグールの方がゾッとします。

終わり方の切なさと
ラストの曲(アヴェ・マリア?)に
涙しました。

それから主人公以外の周辺人物について。
彼らの人柄が画面から伝わってくるので
よかったです。
振る舞いや雰囲気、見た目や行いなどが
散りばめられてました。
だから、主人公だけがバタバタ走り回って終わる感じになってないんだなと
思いました。
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