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生きものの記録のyatsuのネタバレレビュー・内容・結末

生きものの記録(1955年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

狂い、自己を麻痺させるという生存戦略。本能レベルのストレスに対する精神の防衛策。人間の強さでもあり、危うさでもある。
他の動物がその危険を知ったら逃げ出すだろう、という台詞があった。では何故、人間の記録ではなく生きものの記録というタイトルなのか。思うに、その本能的な恐怖に怯えるお爺さん(生きもの)が狂い、人間になるまでの記録、という意味ではないだろうか、とも思った。
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