名作ですね。不安と正義感に取り憑かれた男とその家族たちの話。正気と狂気は表裏一体なんだなと感じた。「いきもののきろく」の元になった作品と聞いて見たけど地球が燃えているのシーンはこの作品のオマージュだ…
>>続きを読むパラノイアなキチガイ親父が家族をブラジルに移住させようとするが反対されて狂っていくお話。黒澤映画の中でも最も過小評価されている作品と言えよう。
水爆の恐怖を描いた社会派映画というよりは、父親の威…
水爆を恐れるあまり全財産を注ぎ込み家族でブラジルに移住しようとする老いた父と、家業の鋳物工場を捨ててまでブラジルなどには行きたくない子供たちとの確執と争い。
さらに何人もの妾と婚外子も入り乱れる中々…
原爆が落ちて、まだ10年くらいだものね。そりゃあそうでしょうよ。無理もないです。このお父さんみたいに、不安に駆られていた人は多くいたかもしれませんね。
三船敏郎が30歳以上も年上の役だったわけですが…
反核なのかどうなのか、結局何を伝えたかったのか分かりませんでしたが、思い切りの良いラストは素晴らしかったです。
地球がもえてしもうた。
黒澤作品の中でもかなりアバンギャルドな方なんじゃないかと思…
日本人の安全バイアス(島国ならではの)にブラックに斬り込んだ作品。
三船演じるじいさんは一代で工場を建て、従業員や家族、妾まで面倒を見ているので、その時点で非常に先見性と現実のバランス感覚を持ち夢想…
本当に30代の三船敏郎なの?というぐらい、老けメイクと演技がハマりすぎていてすごい。
内容に関しては、始終「なんでブラジル…」「さすがにそれは……」という気持ちになってしまったので他の黒澤監督の作品…
原水爆の反対がテーマの作品ですが、そこに対するアプローチが独特であり、原水爆の恐怖がとても感じられる作品でした。
何もしないことと何もできないことの違いを感じると共に「これを観ておかしいのはどちら…