かれこれ41年も前になる。はじめてこの映画をアメリカで見たときの衝撃は忘れられない。それは私にとどまらずアメリカ人の観客をも含めての話である。映画が終わると拍手喝采なのである。私が日本人とわかるや矢…
>>続きを読む人生を通して核反対を強く否定した黒澤明の水爆に対する人間の恐怖心を描いた映画。
異常なほど水爆に対する恐怖を抱く主人公。異常なのは彼なのか、それを軽視して安心しきって暮らしている人たちなのか。着眼…
主人公に共感できた・できなかった、って感想文が量産されるのは国語教育の失敗でしかないと思う者ですが、黒澤作品中でも断トツで共感されない主人公を久しぶりに見て思い出したり今回初めて思ったことよろず
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〖1950年代映画:人間ドラマ:東宝〗
1955年製作で、一貫して反戦を訴え続けた黒澤明監督が、原水爆の恐怖を真正面から取り上げた異色の人間ドラマらしい⁉️
情報が少なかった時代には…確かに…って作…
一貫して反戦を訴え続けた黒澤明監督が、原水爆の恐怖を真正面から取り上げた異色のヒューマン・ドラマは、原爆が投下されてから80年となる今年、改めて被爆の実相と向き合わせてくれる。
町工場を経営する中島…
東宝、モノクロ、サスペンス、裁判、家族
監督、黒澤明
出演者(クレジット順)
三船敏郎
志村喬、千秋実、清水将夫、三好栄子
青山京子、東郷晴子、千石規子、根岸明美
太刀川洋一、上田吉二郎、東野英治郎…
名作ですね。不安と正義感に取り憑かれた男とその家族たちの話。正気と狂気は表裏一体なんだなと感じた。「いきもののきろく」の元になった作品と聞いて見たけど地球が燃えているのシーンはこの作品のオマージュだ…
>>続きを読むパラノイアなキチガイ親父が家族をブラジルに移住させようとするが反対されて狂っていくお話。黒澤映画の中でも最も過小評価されている作品と言えよう。
水爆の恐怖を描いた社会派映画というよりは、父親の威…
水爆を恐れるあまり全財産を注ぎ込み家族でブラジルに移住しようとする老いた父と、家業の鋳物工場を捨ててまでブラジルなどには行きたくない子供たちとの確執と争い。
さらに何人もの妾と婚外子も入り乱れる中々…