字幕版で再鑑賞。数十年前に、地上波の吹き替え版を鑑賞したが、当時は「○拳」ブームで、お決まりの展開ではなかったので、あまり印象に残らなかった。今回、改めて観てみると、カンフー映画の中では、アクションもストーリーもしっかりとしている方で、面白かったです。
ジャッキークンフー映画の中では、シリアスな部類に入る作品で、「龍拳」というタイトルではあるが、修行シーンや流派の解説はない。ストーリー重視の作品で、どちらかというと、ブルース・リー作品の雰囲気に近い。出演者も、ノラ・ミャオやジェームス・ティエンなどブルース・リー映画でおなじみの俳優が存在感のある演技を見せる。
ジャッキーの並外れた身体能力を活かしたクンフーは他の俳優とは別格で、「蛇拳」や「酔拳」とともに、全盛期のキレッキレの動きが見られ、終盤のトンファーの使い手との対決シーンは見どころの一つです。