なんともレビューがしにくい映画に久々に出会ってしまった... おそらく、「映画通」と呼ばれる層がきっと好む作品なんだなって感想が、最初に頭に浮かんだ。カメラワークとか、テクニック的な所は詳しくないので偉そうに言えないが、画面の荒さ加減は勿論のこと、ワンカットのガールズトークだったり、もっとすると字幕が表示されるタイミングがワンテンポ遅れてる所も、もしかして計算している事なのかもしれない。そしてそれをツマミにお酒がススム人たちが居るのだろうなと思う。そう言う人達は嫌いじゃない、むしろ好きな人達の部類に入る。
「映画通」が占める割合を、映画鑑賞者の1割未満と仮定するなら、僕は残りの9割側の一般ピーポーとしてスコアをつける事にした。深夜に中々寝付けず、ふとテレビをつけると流れているミッドナイトシネマ。そこでもし、この作品が流れてたら、好きになってたかもしれない。つまりそう言う事です。
スコアってなかなか難しいし、この作品の全体評価の一部に組み込まれるとするなら、そんなに偉そうに簡単に低いスコアをつけるのは申し訳なくも思う。が、これだけ長い文章を書いて丁寧にレビューをしてみたので、その観点で、許して欲しい。許してちょんまげ。