製紙工場の汚染排水によって変異凶暴化した熊が襲ってくる公害アニマルパニック。
水銀によって水棲生物が巨大化しそれを食べる森の生物やインディアンの染色体が破壊され奇形児が生まれてしまう話。けっこう本気のアンチ自然破壊映画だった。
奇形児の問題が水銀を含んだ魚だと気付く前に魚を食べてしまった主人公とヒロイン。実はこのヒロインは妊娠しているのだけど、それをまだ知らない主人公が水銀による胎児のモンスター化を彼女につらつらと話すシーンが辛すぎて吐きそうだった。
単純アニマルパニックを想定してのこの精神攻撃はけっこうくる。
人間のエゴによって生まれた変異熊にもそれに殺されていく無実の人々にも哀れみしか感じないのだけど、熊にふっ飛ばされる寝袋少年のスピード感。あれだけは木っ端微塵具合も含めて笑っちゃう。あと巨大オタマジャクシは可愛いかったdeath。
