ジャッキーケン

ネメシスのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

ネメシス(1992年製作の映画)
4.3
2027年を舞台にどんどん機械化進むサイボーグな近未来を目の前に人類とサイボーグの全面戦争を食い止めるべく一人の悩める挽歌な男が立ち上がる!

ずっと見たかったんだけどタイミング逃してて見れずまさかのアマプラにて見放題になったので鑑賞!

男たちの挽歌にサイボーグ!火薬5割増し!ケイリーヒロユキタガワを混ぜることで「ネメシス」が出来上がる!

といった具合に本作は主人公アレックスのコスチュームから銃撃戦に至るまで男たちの挽歌すなわちジョンウーに魂を捧げる作品となっている!

AA12をぶっ飛ばすテリークルーズと良い勝負な連写ショットガンのやり過ぎなくらいの銃弾パワー指数が高え!!
ショットガンの撃ち合いだけで工業地帯が全壊の勢いで破壊されてくベイヘムが最高!

体の大部分が機械化しているアレックスの果たして己は人間なのかの葛藤も哀愁と意外に深みがあって良しだった

サイボーグと全人類の闘いのほんの序章でしかないと悟りこれからの壮絶な戦いに身を備えるラストもどこか哀愁が漂ってどこかノワールな感じもある

滑り台を降る滑り落ちベレッタ風SF銃連射!
側転宙返りのアクロバットラストシュート!
アンドロイド違いだが「ブレードランナー」における片手で十分なラストファイトの結末!

ターミネーター近未来的審判の日設定でありながら男たちの挽歌リスペクトな香港ノワールイズムとジョンウーリスペクトを感じずにはいられない傑作SFアクション!