本木雅弘の『麒麟がくる』での演技に魅了されて鑑賞。たしか、小学生くらいの頃にテレビで見た気がする。
大河ドラマの余韻が残っているから、本木雅弘という役者の完成度が感じられた。きっとたくさんの人生経験と試行錯誤が今の演技に凝縮されているんだなとしみじみ。
今見ても十分に面白い。ドラマティックな展開はなく淡々と進む話に、登場人物の個性が合わさると、これまた面白い。
それにしても、竹中直人って普遍的な面白さがある。笑わせようとしているのは分かっているのに、笑ってしまう。まいった。
鑑賞後、気持ちに小さじ一杯の清々しさが加わる作品。