マルア

ホビット 思いがけない冒険のマルアのレビュー・感想・評価

4.5
主演は『SHERLOCK』ワトソン役のマーティン・フリーマンだが、敵となる悪龍スマウグ(ともう一役)をホームズ役だったベネディクト・カンバーバッチが演っているのが笑える(絶対確信犯だと思う)。
(映画としては)前作の『LOTR』より、ガンダルフ(イアン・マッケラン)、レゴラス(オーランド・ブルーム)らが同役で続投。ちなみにレゴラスは原作未登場だが、前作であまりの人気だったため追加された模様。前作の主役だったフロド(イライジヤ・ウッド)も少しだけ出る。
そもそも原作は全一巻なため、かなりオリジナル脚色強めで作風もよりダークな雰囲気に。レゴラス追加もそうだが、原作でひと言触れられるだけだった「茶色のラダガスト(シルヴェスター・マッコイ)」がまさかの大活躍。前作では数少ない出番省かれてたのに!

主役級がホビットのおっさん+魔法使いの爺さん+ドワーフのおっさん13人とむさ苦しいことこの上ないのだが、まぁ良く一人も省かずに映画化してくれた、さすがピーター・ジャクソン、という感じでそれだけで素晴らしい。特にドワーフ達が歌う「はなれ山の歌」は震えが来るほど格好いいのでぜひ一聴を(EDでも流れるが、劇中verの方が好み。Spotifyにはなぜかヘビメタverとかラップverとかのファンメイドがあがってる)。
ちなみに二作目の『竜に奪われた王国』のEDはエド・シーランでこちらも良い。
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