マルアさんの映画レビュー・感想・評価

マルア

マルア

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.3

二転三転するストーリー展開は結構好みでテンポもいいが、あと一歩何かが足らない感がもどかしい。

例えば見せ場のひとつとして設定されてるであろうダンスしながらのガンアクションシーン、何故あんな野暮ったい
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リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(2003年製作の映画)

3.0

原作アメコミ持ってるけど20年くらい再読してないので、終始「こんな話だったっけ?」と思いながら観てた。観終えた後調べたら、案の定だいぶ話が変わってたので納得。

⋯⋯うん、原作の方が好きかな。

とは
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「うわぁ⋯⋯やりやがった⋯⋯」というのが観終えてすぐの正直な感想。

この「やりやがった」の内訳は「凄ぇ」7割、「ちょっと引いた」3割。いやだってあの変態的なまでの原作再現は凄いけど素直にちょっとキモ
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.3

本当は劇場で観たかったけど、爆速で終わってしまった作品をApple+で。

スカーレット・ヨハンソンの服装はじめ、画作りがとにかくポップでキュート。
ストーリーも手堅くキレイにまとまっている。ただ欲を
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ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い(2024年製作の映画)

3.3

音響と背景美術が素晴らしく「劇場で観て良かった」となった。
特にエドラスや角笛城は実写イメージまんまでびっくり。
「日本風アニメ」という不安についても、派手さはないが手堅くまとめられており、好感が持て
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ロッキーVI(1986年製作の映画)

2.8

しょうもなさすぎて逆に笑ってしまった。
『ロッキーⅣ』のパロディだから『ロッキーⅥ』。まさかこの後、本当に6作目が作られるとは⋯⋯笑

まぁ、MVという建て付けなので特にオチも無し。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

(2024/12/31 アマプラ再視聴)
初めて観たのは学生時代、先輩のアパートだったか。

何度観てもJBの教会シーンとクライマックスのシカゴ市街でのカーチェイスが特に最高。

観返してて「あれ、キ
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キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

2.0

B級映画は好きな方だけど、これはあまり波長が合わなかったのか、観ていて頭の中が「?」で埋め尽くされていくだけだった。

ホラーとしてまったく怖くないのはもちろん、ストーリーや演出も中途半端に自己主張が
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バグダッド・カフェ 4Kレストア(1987年製作の映画)

4.5

何度も観てはいるけどスクリーンでは初、やはり観て良かった。
あの美しくも乾いた世界に入り込む没入感は映画館ならでは。
そして全身に染み込んでいく「コーリング・ユー」のメロディは予想以上に最高すぎた。
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

2.9

初ゴダール、なんだか少し趣味に合わないかも。

画はとんでもなく格好良い、それはそう。
スカした台詞廻しが狙いすぎに感じたのは「現在」観るからか。

ただ話運びについては、やはり緻密な方が自分の好みに
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ヤング・マスター/師弟出馬(1980年製作の映画)

3.0

冒頭の獅子舞から「魅せるアクション」の連続。その反面、ストーリー展開はショボい。

ラスボス戦はかなり長く、これを「見応えがある」とみるか「もう少しコンパクトに」とみるかで評価が変わりそう(自分はどち
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.8

どんでん返しの連続となるストーリー展開は個人的に大好き。

設定面、特に空気やホログラムについてはかなりアバウト(というより雑)だが、ゲラゲラ笑って「ま、いいか!」となったのでヨシ!

劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー)-A wakening of the Trailblazer-(2010年製作の映画)

3.0

途中でジャンルがホラーにスライドするのが面白くて、個人的にはそのテイストを保ったまま最後まで観たかった。

まぁでも、やはり「ガンダム」は(ファンもスポンサーも)それを許してくれないよね。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

さすがエドガー・ライト、全編にわたって音と画のカッチリとした噛み合い具合がたまらない。

ストーリーのテンポとスピード感も素晴らしくて、冒頭シークエンスから一気に引き込まれてしまう。インプレッサWRX
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.0

観ていて楽しく、圧倒される映画だった。

初っ端から情報の洪水。
いい意味で先の読めないドライブ感はグリグリ動くアクションも相まって、吉本芸人の棒読みすら飲み込みカオス溢れる展開へと観る側を引きずり込
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

3.5

様々な引用を産んだオデッサの階段だけでなく、どれだけエキストラ集めたんだっていう群衆シーンや純粋にかっこ良い戦闘準備シークエンスなど、見どころのあるシーンが多い。群衆の動きあたりはやはり宮崎駿も影響受>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

軋むマット、きらめく川、全てのカットが美しい。

静けさと共に物語は進行し、それに併せてか作中でBGMが流れることはない。というかエンドロールですら音楽を流さない徹底ぶりは凄い。

とにかく岸井ゆきの
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

原作読了済。
とても丁寧に原作をリスペクトした作品。

約60分とは思えないほど話も作画も密度が濃い。体感的にあっという間だったような、逆にもっと長かったような、不思議な視聴体験だった。

若いうちか
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サイコ(1960年製作の映画)

3.5

散々色んな所でネタにされたり引用されまくっているのに、いま観てもちゃんと怖いって凄い。
これが古典の底力って事なんだろう。

ランボー(1982年製作の映画)

3.3

ベトナム仕込みのブービートラップやサバイバルナイフに象徴されるワンマンアーミー、理知的なグリーンベレーの上官など、エンタメ方面に多大な影響を与えた作品。
とはいえアクションでスカッとするタイプの映画で
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八犬伝(2024年製作の映画)

3.3

うん、分かってた。
分かってたんだよ観る前から中途半端になるってことは。どうやったって一本の映画向きの題材じゃあないもの。
元が新聞連載だし、本来はシリーズ向きなんだよ。それを結局一本の映画でやろうと
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ゴーストライダー2(2011年製作の映画)

3.5

一作目が一作目なので期待せず観始めたが、あれ?前作より面白いぞ⋯⋯?
もちろん大作感はなく、あくまでB級としての面白さだけど。

引きのバイク爆走シーンからの「お前ニコラスケイジやないんかい!」、ハイ
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妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク(2022年製作の映画)

2.8

血しぶきオプションONにしたニチアサ風味サメ映画(ただしそこまでサメ比重は高くない)。一応変身(ニンジャ装束)するしね。

しょうもないシナリオに微妙な演技。
真珠を上納させたいのにサメをけしかけて海
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狂った一頁(1926年製作の映画)

3.0

約100年前の映画。
台詞なしのサイレント映画(BGMはあり)なので細かい筋までは分からないものの、なんとなく大筋は分かる作り。

踊り子によって囚人達が集団ヒステリーとなるシーンは、バットマンのアー
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吸血鬼(1967年製作の映画)

3.0

ゆるーい感じのホラーコメディ。
教授と助手から滲み出るドリフ感と程良いお色気要素が気軽に観るには丁度良い。

舞台セットと衣装は結構豪華なのも得した感がある。

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.5

何だかとても沁みた。

全てのシーンが美しく、計算され尽くしているという印象。
音楽も画面に寄り添う感じで心地良い。

舞台の説明は最小限で、キャラクターの心情にフォーカスを当てたシナリオも凄みを感じ
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機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションIII リターン・ザ・ワールド(2009年製作の映画)

3.0

古谷徹キャラが乗る初代(RX78)モチーフのガンダムがラスボスというのは挑戦的で良い。
後期主人公機が壊れて前期主人公機(エクシア)に乗るシチュエーションは結構好き。

機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションII エンド・オブ・ワールド(2009年製作の映画)

3.0

1だけ観てたのを忘れててHDDの奥から発掘。
MS同士の戦闘は格好良いけど戦争のワンシーンというよりはヒロイック、決めポーズが入る感じ。敵MSのデザインは前(1stシーズン)の方が良かったなぁ。

機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションI ソレスタルビーイング(2009年製作の映画)

3.0

TVシリーズ未視聴。
キャラ名が面白すぎてそこにいちいち引っかかり、ストーリーが入ってこないのは困った。
エクシアとかティエレンといったMSデザインは結構好き。

キアヌ(2016年製作の映画)

3.5

話の展開はところどころ雑だけど、猫が可愛いのと小ネタ連発であまり気にならない。

主役を演じた2人が殺し屋のアレンタウンブラザーズも演じてるのはエンドクレジット観るまで気付かなかった。

イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

4.0

マックス・チャンは格好いいしミシェル・ヨーの迫力も凄い。
街中でのネオン看板を使った立体アクションが特にお気に入り。
正直ストーリーはこれでもかというくらいベッタベタだけど「だがそれがいい」。

ぶっ
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Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

4.0

熱を出した子供がうなされながら見る夢のような、または悪趣味なおもちゃ箱をひっくり返してぶちまけたような画作りがテリー・ギリアム節全開で楽しい。
とは言え、他の作品に比べればストーリーラインはかなりエン
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SEX発電(1975年製作の映画)

3.0

ずっと前に録画してたのをスキをみて視聴。
いや子供と一緒に観るのは流石に嫌だし笑

内容は予想通りに色々とひどくて笑える。特に主人公の博士、あまりにも人非人過ぎる笑
でも70年代から80年代、こういう
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.5

先の読めないストーリー展開×クセの強すぎるキャラクターで非常に満足感のある仕上がり。
しょうもないキャラ達の性格は昔やってた『キング・オブ・ザ・ヒル』を思い出した(いや製作年代から言うと今作の方が先か
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ゴーストライダー(2007年製作の映画)

2.8

MCU以前のありがちアメコミ原作映画、というか小さくまとまってる感。
元々アメコミ版のゴーストライダー自体にそこまで魅力を感じてないせいもあるけど、どこをとっても微妙な残念感が漂う。

いつもシャツの
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

3.5

ドニー・イェン主演シリーズの最終章。

イップ・マン自身だけでなく再現度高めなブルース・リーのバトルシーンなど、最後だけあってサービス増し増し。
でもイップ・マンにとっての最難敵は息子の反抗期だった、
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