マルアさんの映画レビュー・感想・評価

マルア

マルア

ムーンシャーク(2022年製作の映画)

2.5

ふとヒドい映画を観たくなって、HDDのサメフォルダからチョイス。

あれ、宇宙船のデザイン結構格好良いじゃん、と思うも宇宙服で色々と台無し笑
ストーリーも最後まで本当に行き当たりばったりで、救命ボート
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.0

「しょーもな!」、とニコニコしながら観られるゾンビ映画。
深みとか全然無く、全体に流れるナード感が凄い。実際はどうだか知らないが、映画を観ていて「これ作ってる人モテなそうだなー」とここまで強く思った作
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.5

タクシー内での会話メインで、特に凄いドラマが起きるわけでもないオムニバス5編(いやローマは人死んでるか)。
それでも何だかクセになるのは、同じオムニバス形式の『コーヒーアンドシガレッツ』と同様。
どれ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

劇場で観るのが間に合わなかった『マーベルズ』、ようやくディズニープラスで視聴。
やっぱり面白いじゃーん、と思いつつも賛否両論なのもまぁ分かる。
これ多分、カマラ(とその一家)を好きになるかどうかが評価
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.5

しまった、『花束みたいな恋をした』を先に観ておくべきだったと後悔。

とはいえ前作に引き続き、小気味よいアクションとゆるい日常のバランスが神。
アクションのなかでも冒頭の銀行強盗退治と着ぐるみ着たまま
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

3.3

安定のアクション。
ストーリーも前作より好み。

ライバルのチョン・ティンチ、ビジュアルも設定も格好いいと思ったら、案の定人気が出て外伝まで作られてるのか。

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

2.8

うーん、若い。

ジャームッシュが大学生の時に撮った作品なんだから当たり前だが、物語からも画作りからもとにかく若さを感じて、おっさんにはちょっとつらい。
10代から20代前半に観てたら全然印象違ったん
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.5

過去と現在、現実と妄想がシームレスに繋がる感覚が「ドン・キホーテ」という題材にピタリとはまる。

ハビエルの人物造形は『フィッシャー・キング』を、ちょっとしたコメディシーンは往年のモンティ・パイソンを
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.5

音楽の入り方とシーンのつなぎが神。

唐突なマーティン・フリーマンの登場にちょっと笑った。

超時空要塞マクロス Flash Back 2012(1987年製作の映画)

2.5

今で言うMV風の作り。良く覚えてないが当時としては新しかったかなぁ?

思い出補正ありきで観ても自分には少しキツかった。何よりTV版と映画版の映像をちゃんぽんで切り貼りしてるのが「うーん」という感じ。
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.3

ひと言で言うなら「良くあるホラー映画のシチュエーションにバランスブレイカーのチートキャラをぶっ込んでみた!」って感じ。

ホラーというか完全にギャグ。ゴア描写も少ないので、そういうのがダメな人でも安心
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.5

主人公はじめ、バンドメンバーがみんな良い子達でほっこり。
ただコミュ症気味なだけで、ちゃんと真面目に仕事してるし全然ダメ人間じゃない。

前半まったり、後半怒濤の展開のバランスも良い感じ(小ネタの「レ
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ロスト・イン・ラ・マンチャ(2001年製作の映画)

3.5

昔の実現しなかったプロジェクトの事を思い出して、観てて切なくなった。
「あそこまで出来てたのに〜」とか、ほんと、もう、ね。

中止に追い込まれたのは果たして必然か偶然か、それは最早問題じゃなくて、こう
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.0

お話自体は正直ありがちな、ブラックジョークで味付けしたヒーローもののパロディ(ゴア描写多め)だが、音楽の使い方が上手くてとにかく観てて気持ち良い、さすがジェームズ・ガン。
主人公がヤバい奴と思いきや、
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.5

ハリウッドっぽい今風の画作りとトミノ節が意外にもバランス良くマッチしていて良。

また夜のシーンを多くしたせいか少し画面が暗いのは気になったが、MSの巨大感や恐ろしさを印象付けてからの派手な空中ドッグ
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.5

いい感じに気を抜いて観られるバカ映画。
これもエドガー・ライトってことで、やはりテンポの良さと音楽のシンクロ具合が気持ちいい。

主人公がクズすぎるけどとにかく笑える。個人的にはラモーナ役の女優さんが
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

テンポがメチャクチャ良くて、ラストまでスルスルっと観られた。
かと言って印象に残らないかというと全くそんなことはなく、最初のファッション映画っぽい感じからシームレスに上がってくるホラー度は他ではあまり
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シンプルメン(1992年製作の映画)

3.0

格好いい画と意味ありげなすかしたセリフの単なるオシャレ映画と思いきや、唐突に始まるダンスシーンで全て持ってかれた。

あれはズルい。

モンスターハンター(2019年製作の映画)

2.8

モンハンの皮を被った戦国自衛隊と思いきや途中でスターシップトルーパーズになり最後はやはり戦国自衛隊に。
ラストはまぁ「ここで終わるよね」ってとこで終わったのは続編が作られなかったこと含めて予測通り。
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シャーケンシュタイン/フランケンジョーズ(2016年製作の映画)

3.0

冒頭からラストまで、色んな意味で期待を裏切らないサメ映画。とにかく画面にツッコむのが忙しく、終始笑いが止まらない。一人じゃなくて大勢でツッコみながら観ると楽しさ倍増。

クオリティはともかく、物語後半
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.5

最初から最後までテンポ良。

ビートルジュースの行動パターン、どこかで⋯⋯と思ったら江頭2:50だった。

字幕のクセが強すぎて、新訳で観たい気分。

ヴェノム(2018年製作の映画)

2.9

せっかく本編が小気味良くコンパクトにまとまってるのに、いくらなんでもエンドロール長過ぎでは。

ヴェノムのスライムっぽいアクションは個人的にはあんまり⋯⋯だったけど、エディとの関係は寄生獣っぽくて楽し
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.0

頭空っぽにして観てられる系パニックムービー。とにかくテンポ良く進んでいくおかげで、本当にストレスなく観られる。
観た後に何か残るわけでもない、良い意味で正しいB級映画。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

空と海と塔、少女であり母である存在、セブンドワーフならぬセブンババァズといったこの集大成具合、紛うことなきスーパー宮崎大戦だった。

少し観念的に寄りすぎた点や「わらわら」の造形など、そりゃ全盛期に比
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かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート(2006年製作の映画)

2.8

外連味溢れる格好いいアクションと凡庸なストーリー、ということで自分の中ではHiGH&LOWと同じフォルダに。

それにしてもターボ、構成上やはりキミは要らない子だったのでは。

ロープ(1948年製作の映画)

3.0

全編ワンシチュエーション、犯人視点で進む密室会話劇。途中何度か「犯行が露見するかも」というシーン、今でも観ていて思わず手に汗握ってしまうのはさすが。
ただ同時にそれが少しコントっぽくも感じてしまうのは
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アニメやゲームにおける映像表現のハードルを押し上げたといわれる前作。今回はそのさらに上をいくアートワークを魅せてくれた。
グウェンの世界であるアース65の、透明感のあるイラストがそのまま動いているよう
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クイック&デッド(1995年製作の映画)

3.5

おそらくサム・ライミが子供の頃好きだった西部劇のエッセンスを詰め込んだ、良い意味で「小難しく考えんな、こういうので良いんだよ!」な映画。

とある町の早撃ち大会へ集まる、一癖も二癖もありそうなガンマン
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

3.0

一作目よりバトルシーン増し増し、しかもラストは中国武術対ボクシング。
だがそれと反比例してドラマとしてはなんだかチープな出来になってしまったのは惜しい。

バトルも対ボクシング戦より途中の対サモハン(
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.8

もちろん多少のファンタジーは入っているのは込みで、アニメ制作の裏側を見るのは面白い。
話全体の構成も好みだが、有名アニメからの引用セリフの多用にちょっとあざとさを感じてしまい、個人的にはもう少し自然だ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

話のバランスは少し悪いが、全体的には期待を裏切らない出来で満足。監督が『おんな城主 直虎』の人と知ってめちゃくちゃ納得した。
劇場で体感すべきは音と、黒の表現。あれは自宅のチープな視聴環境だと再現しき
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.5

シリーズものなので少し躊躇してたが、これ一作だけ観てもきちんと満足できる出来になってたので一安心。

カンフーアクション映画として素晴らしいのはもちろん(武術指導がサモ・ハン・キンポー!)、舞台となる
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.5

久々に見返してたら週刊JIDAIを見つけてにっこり。この世界でも松方さんは踏ん張ってるのか。

相変わらずシンジくん周りのストレスが高いけど、映画としての構成はきちんとしてるし、 TV版より整理されて
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

物語のギミックとアクションが絶妙に絡み合った一級品のエンターテインメント。
約2時間半という長丁場を最初から最後までダレさせないのはお見事。

冒頭、字幕を選んだはずなのに日本語が聞こえてきて混乱した
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.5

アクション派ホームズ第二弾、今回もそのボンクラB級感は嫌いじゃない。
ていうか「他人への」変装がここまでヘタなホームズは史上初レベルで笑ってしまう。ラストシーンがファーストシーンのネタを仕込んだ構成に
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パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

3.0

こちらも何度目かの視聴。
前作にトトロのルーツを見るならば、こちらはポニョのルーツを見ることができる作品。

透明度の高い水中の描写は空中描写に通じ、宮崎作品の根底を流れるテーマのひとつといって良い。
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