ま

9<ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜のまのレビュー・感想・評価

3.2
ティム・バートンがその内容に惚れ込み映画化が実現した全編CGのアニメ映画。

近未来の世界で誕生した背中に「9」(ナイン)と刻まれた機械人間の主人公。彼が他にも数字が刻まれた同郷の仲間と共にこの世界の秘密を探り、凶暴な機械と戦う話。

絵柄はコミカルでどこか愛嬌がある。全編CGだが動きは滑らかで、キャラクターも明確な名前はなく、"数字"で呼ばれそれぞれ特徴があり分かりやすい。


しかしこのキャラクターや絵柄に反して話は結構シリアス。人間が存在せず、凶暴な機械が支配している世界はまるでターミネーター。弱い機械人間達が力を合わせ強大な敵と戦うところが見どころ。

もっとポップで楽し気な映画を想像したけど全然イメージと違った。
ピクサー的な笑いあり感動あり友情ありみたいなのを想像してるとちょっと毛色が違うのでそれを期待した人はちょっと裏切られるかも。

アニメーションはレベルが高いのでエンタメとしては楽しめるのと意外と子供向けではなく大人も楽しめる。
ま