アカデミー短編アニメ賞にノミネートされた「9」が、ティム・バートンの目に留まり長編アニメ化されたもの。
人間が滅びた世界に生まれた人形たち。
彼らは麻袋でできたミニオンズみたいな外見で、それぞれ個性があって可愛い〜
次々と仲間に出会い、機械獣と戦い、生き延びるため世界が滅びた謎を知ろうとするが…
荒廃した世界に陰鬱な雰囲気、これぞダークファンタジーな世界観がとてもいい。
アクションシーンもなかなか迫力があったし、映像は抜群に美しい。
でもどちらかというと大人向けのアニメなのに、主人公が某パンヒーローのように「愛と勇気だけが友達さ〜」とでも歌い出しそうなタイプ。自己犠牲がいきすぎて身勝手に感じるほど。
世界観がダークだからこそそのキャラが浮いてしまい、チグハグさが悪目立ちしてしまう。
あとはあちらこちらに漂うデジャヴ感…新鮮味はない。
悪くないのに惜しいなぁ。材料はいいのに味付けをちょっと間違えた感じ。